1967-11-07 第56回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
たとえば、二月に藤枝さんが自治大臣におなりになって、藤枝構想というものを発表されましたが、このときに新聞が取り上げました分析、解説の中身というのは、これは一種の所得政策論に結びつくのではないかというものの見方ですね。
たとえば、二月に藤枝さんが自治大臣におなりになって、藤枝構想というものを発表されましたが、このときに新聞が取り上げました分析、解説の中身というのは、これは一種の所得政策論に結びつくのではないかというものの見方ですね。
○藤枝国務大臣 別段藤枝構想なんて大それたものを持っておるわけじゃないのでありますが、人事院総裁をそばに置いてこういうことを申し上げるのは恐縮なんですが、人事院が勧告された都市手当制度については、いろいろ検討の余地があるんではなかろうか、六人委員会の議論の過程においては、暫定的にやるとか一年でもう一度考え直すとか、いろいろな議論がございました。
○細谷委員 藤枝構想というのは、大体現在の四級地六%、人事院勧告によりますと、現在の定額はおおむね五・五、六%に当たる、それから三級地は平均いたしまして二・五、六%に当たる、こういうことから、三と六というのが出たそうであります。問題点はありますけれども、やはり給与体系の混乱を来たさない暫定的な措置としては藤枝構想も一つのいき方じゃないかと思います。
○細谷委員 新聞で拝見しましたら——自治省のほうはこういうところで質問しますと、すぐそんなことないというので否定するんですけれども、藤枝構想なるものは、当初はなかなか皆さんが賛成しなかったのでありますけれども、閣議決定の段階においては藤枝構想というのが非常に浸透いたしまして、支持者が非常にたくさんになったと承っておるのであります。
先ほどからのお話もありますけれども、藤枝構想として伝えられるものも新聞でちらほら拝見いたしますけれども、私どもは藤枝大臣のお考えはどうであるか知りませんけれども、やはり公社、現業のあの仲裁裁定がなぜ補正予算なしにころりと——年度途中の裁定が補正予算なしにころりと実施されるかということを考えてみると、やはり当初の予算の組み方にあれがあるのじゃないか。
藤枝構想とおっしゃられましたが、実はこういう人事院勧告が八月等に行なわれて、さかのぼって実施されますと、国会あるいは地方議会において本年度の給与費はどれくらいであるということが議決になっておるわけでございまして、それを一カ月たった――直ちに変えるというようなことは、議会の議決、予算案とどういう――いろいろな問題が起こるわけでございます。
○大原委員 いま六人委員会の一人である藤枝さんのほうから藤枝構想なるものを公表されたわけですが、これはやや具体的な、建設的な提案だと思うのです。六人委員会の中には大蔵大臣もお入りになっておるわけですが、総理大臣、いままで議論いたしました人事院勧告と仲裁裁定というものは、法律的には効果は同じである、性格は同じようなものである。
近く人事院勧告がなされると思いますが、その財源措置の問題、特にこの藤枝構想なるものがあるのであります。つまり、これは大蔵大臣にもお聞きいただきたいし、総理大臣にもお聞きいただきたいのですが、大体GNP、国民所得その他の指数をもって見れば、三カ年ぐらい平均すればどのくらい生活水準、給与が上がっているということがわかるわけであります。
○藤枝国務大臣 結論的に申しますと、そういう構想、ことに藤枝構想というようなものはございません。ただ、定年制の問題に関連いたしまして、一方において定年制をしくならば、やはりその方々が再就職できるような場というものをつくっていかなければならないのじゃないか。
○細谷委員 これはたいへん大きな問題で、新聞で藤枝構想ということでありますから、きょうはあるのかないのか、その点だけを聞きまして、いずれまたゆっくり委員会で議論することにいたしまして、私の質問を終わります。
地方公務員の定年制等の問題について、あるいは給与のあり方等について、たとえば藤枝構想、こういうものが盛んに新聞に書かれてあるわけですね。たとえば、大体年功加給的なあり方、給与体系はおかしい、職務給にしなさい、こういうようなのが藤枝構想にもあるようでありますし、あるいは定年制を設くべきだ、その前段として勧奨退職を強行すべきだというのが藤枝構想の第二のように新聞で——これは新聞ですが、書いてあります。
そうだとすれば、これは単なる藤枝構想だけではないと思う。給与関係と名がつく限りは、総務長官も一枚加わっておらなければならぬ。労働大臣もそういうことになる。そういう筋合いですね。
○塚原国務大臣 御指摘の藤枝構想なるものを私拝見いたしましたが、その問題を藤枝君から提案があって審議した会合は、全然ございません。
○増子政府委員 御指摘の日経の記事でございますが、これは私も内容は読んで承知しておりますけれども、いわゆる藤枝構想としてその案を閣僚会議で論議したことがあるかどうかということになりますと、私の記憶では、ございません。ただし、従来関係閣僚の会議の中でいろいろな案が出ておりまして、その中の一つとしてそういう案といいますか、それに近い案が出ておったことは事実でございます。
藤枝構想を伺いたい。